活動レポート
地域内外から4名の大学生が参加!江津本町で滞在型プログラムを開催しました
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この活動レポートの登録情報
- 対象
- 学生歓迎、おひとり様歓迎、初心者歓迎、だれでも可
- エリア
- 関わり方
- イベント等に参加する、企画・運営に携わる、地元の人と交流する、島根をPRする
- 分野
- 地域コミュニティの維持、地域資源の活用、移住・交流の促進、地域の付加価値を高める

江津本町の歴史的建造物を活かしたまちづくりにチャレンジ中
江津市にある「江津本町」は、古くから交通の要所として栄えた地域。かつては多くの人々と物資が行き交う拠点でした。そのため、商家や土蔵、多くの神社仏閣、さらに明治・大正時代の郵便局や役場など、数多くの歴史的建造物が点在。今なお古く貴重な街並みが残っています。
2003年には住民有志による「本町地区歴史的建造物を活かしたまちづくり推進協議会」が発足。歴史と建物、街並みを後世に残すためのまちづくりに取り組んでいます。

景観維持活動や街歩きイベント「ふらり【fula:Re】」開催など、定期的に取り組んできました。しかし、この町も例に漏れず高齢化、人手不足や空き家の増加に頭を悩ませています。そこで今回、関係人口として継続的に江津本町のまちづくりに参加していただける仕組みづくりを企画。その一歩として5日間の滞在型プログラムを開催しました。
★江津本町の歴史と、まちづくりに関する詳細は「天領江津本町甍街道」をご覧ください。
初の滞在型プログラムの様子をご紹介
初日は町の紹介と、まち歩きでじっくり本町を見てもらいました。2日目は「ときまち」で利用者の子どもたちとすぐに打ち解け、一緒にゲームをしたり、外に遊びに出たり。
3日目「本町いらか食堂」では、協力のおかげで予定していた30食提供の大盛況となりました。また、夜は地元住民と交流会の形で食事をともにし、盛り上がりました。
4日目の草刈りは雨天のため中止となりました。

プログラムを開催してみて
最初のまち歩きによって、今まで知らなかった本町の歴史や街並みに、興味を持っていただけたようです。また、「ときまち」では子どもたちと、「本町いらか食堂」と夕食交流会では地元の方との交流が生まれ、まちづくりのやりがいを感じてもらえたのではないかと思います。
今後もまちづくりに興味がある方の受け入れを、継続していきたいと思います。

参加者について
まちづくりや福祉、建築に興味を持つ県内の大学生が参加してくれました。松江在住1名、浜田在住1名、江津在住2名の計4名です。
参加者からのコメント・感想の一部をご紹介
★近本大正堂さんの店主の方とお話できて良かった。歴史についてよく知れた。
★ある小学生が3日目の「本町いらか食堂」にも来てくれて、声をかけてくれたことは、とてもうれしく、「ときまち」でのご縁のおかげであると感じられました。
★滞在してみて、とても運営側、住民側共に地域に対する前向きな姿勢が感じられ、日常を楽しんでおられると思いました。
★江津の人たちは凄く温かくて、何か手伝えたらなと日ごろから感じています。

オーナーからのメッセージ
今回ご参加いただきましたみなさんに改めて感謝申し上げます。みなさんのおかげで「ときまち」、「本町いらか食堂」をはじめ、本町の中で活気が生まれ、とても良い時間となりました。今後もご縁が続きましたら大変うれしく思います。
本町ではまちづくりの活動に協力していただける方をいつでも歓迎していますので、ご興味を持たれた方はいつでもお声掛けください!
このレポートのプログラムはこちら
オーナー情報
- オーナー情報
- 本町地区歴史的建造物を活かしたまちづくり推進協議会
- 活動目的
- 島根県江津市の江津本町は、古くから交通の要所として栄えた歴史深い街です。江の川の舟運で山陰と山陽を結び、北前船の寄港地としても賑わいを見せたこの地域は、多くの人々と物資が行き交う拠点でした。江戸時代には天領米や石州瓦の積出港として、また明治・大正期には官公庁が置かれ、江津の中心地として発展しました。 しかし、時代とともに街の役割が変わり、江津本町は静かな街並みを残しながらも、人口減少や空き家の増加など課題に直面しました。その中で1999年、建築士会の視察を契機に地域の歴史的価値が再評価され、2003年に住民有志による「本町地区歴史的建造物を活かしたまちづくり推進協議会」が発足しました。 協議会は、街の景観や歴史を活かした地域再生に取り組み、2005年には「まち並み景観整備基本計画報告書」を作成。翌年、住民約300世帯が参加する「まちづくり住民協定」が締結され、地域の意志を一つにして未来を見据えた活動を進めています。
- 活動実績
- 2006年~ まちあるきイベント「ふらり[fula:Re]」開催 2018年 明治維新150周年事業「長州藩士慰霊祭」 2020年~ 岡山理科大・江津市教育委員会連携事業「石見焼き窯跡調査」 2024年~ 地域子ども食堂「本町いらか食堂」開催 その他 ・施設、住宅、道路などの外観修景協議 ・まちあるきガイド ・小中学生への歴史教育 <受賞歴> 2013年 第21回 しまね景観賞 奨励賞 2014年 第28回 手づくり郷土賞 一般部門 2017年 第13回 住まいのまちなみコンクール「住まいのまちなみ賞」
- 活動への想い
- 江津本町は、古くから江の川舟運や北前船の寄港地として発展した歴史ある街並みを今に残しています。赤瓦の屋根が輝く蔵や、古い寺社仏閣、明治・大正時代の建造物など、ここには時を超えて受け継がれる「物語」があります。一方で、少子高齢化や空き家の増加といった課題にも直面しています。 私たち「本町地区歴史的建造物を活かしたまちづくり推進協議会」は、この街の魅力を未来につなぎたいと思っています。これまでも地域住民、行政、学生、移住者などと協力し合い、歴史的建造物の保存・活用や景観整備に取り組んできましたが、さらに多様な視点やアイデアが必要です。 「しまっち!」を通じてより多くの方がここ江津本町の街づくりに関心を寄せてくれることを期待しています。観光やイベントの企画、SNSでの情報発信、空き家を活用したプロジェクトなど、あなたの興味・得意分野を活かせる場がきっとあります。歴史を学び、地域の人々と交流しながら、新しい挑戦を共に楽しみませんか?
- 団体HP、SNS情報など
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