活動レポート
松江市東出雲町“ほし柿の里”で「柿収穫&干し柿づくり体験」を開催しました
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この活動レポートの登録情報
- 対象
- 学生歓迎、おひとり様歓迎、初心者歓迎、だれでも可
- エリア
- 関わり方
- ちから仕事で貢献する、企画・運営に携わる、地元の人と交流する
- 分野
- 地域コミュニティの維持、地域資源の活用、社会的弱者への支援、地域経済への貢献
「ほし柿の里」を拠点に地域活性化にチャレンジ中
私たち「M20なかみちベース」は、「ほし柿の里」として有名な松江市東出雲町の上意東畑地区で、古民家再生と農業活動を通じ、地域活性化に取り組んでいます。
そして、この場所を活かし、古民家と畑を拠点に、山里に人が集う場を作るべく大きく3つの分野にチャレンジ中。
・古民家の再生:1軒丸ごと修復し、人が集える拠点をつくる
・柿畑の再生:畑を復活させ、農作業の喜びを体験できる場をつくる
・集落の活性化:山里に人が集い、集落と農の未来を活性化する
活動開始してからの3年間、地元の同級生つながりで仲間を増やしつつ、地道に母屋&柿畑の復活に取り組んできました。その結果、昨年は柿が豊作に。さらに今年はもう1畑を預かり、週末農業とDIYを行っています。
より多くの方に、里山と農の持続に関わっていただきたいと考え、通年で体験企画を実施することになりました。その第1回として、農作業体験活動「柿の収穫作業」と「干し柿づくり体験」を企画。11月の2日間にわたって開催し、初日は7名、2日目は4名に参加いただき、天候にも恵まれて作業を行いました。
当日の様子
今回の作業は「柿の収穫」と「干し柿づくり体験」。
しまっち!からサポーター2名が参加してくれて、準備~作業の補助~片付けまで大変助かりました!
まず、晴天と遠く中海を眺められる畑で西条柿を収穫しました。高枝切りバサミも使いながらみんなで柿を収穫。干し柿として吊るせるよう、実の付け根の枝をTの字に整えていきます。
目の前にほど良く熟した熟柿がたくさんなっていたので、剪定をしながら、採りたてをパクリ。畑で味わう熟柿は最高の味ですね!
今年は夏の猛暑と、10月まで続いた残暑の影響で多くの柿が生理落果。残った柿も早くに熟してカラスの被害にあうなど、全体的に収量が少ない年となりました。そんな中でも2日間ともコンテナが一杯になるまで収穫して撤収。
2つ目の作業は、干し柿づくり体験。最初に柿の上部の「へた」部分を機械で皮むきします。
この地域で集落を上げて干し柿づくりに取り組むようになった時代、台数限定で発注・製作された「輪まわし」機という機械があります。この貴重な初代マシンが我が家にも眠っており、この機械を使って柿のへたを取ります。
その後、手分けをして皮をむき、柿紐に吊るしていきます。
お昼に簡単なBBQをした後、午後はワークショップを行いました。この山里と畑の風景、農業をいかに持続していくか、様々な意見が出され、とても有意義な時間に。
参加者の声
2日間それぞれワークショップを行いましたが、こんな意見が出されました。
◎伝統の干し柿と柿小屋の風景、この暮らし・ストーリーに参画することを価値体験として提供してはどうか。
◎一年を通じた農作業体験プランがあると良い。オーナー制度の発展形として、四季折々の活動に参加できるプランがあって良いのでは。
◎四季を通じての農作業体験では、とにかく草刈りが大変。ここに参画いただけると、消毒や摘果などより生産の質向上につながる作業に着手できる。
◎短期間での移住体験。空き家での宿泊、1週間~1ヶ月程度の移住体験、夏休みの子どもの移住体験、家族でのミドルステイなど。
◎観光+農作業体験のツアー。「もの」より「こと」「体験」を求める方が多くなっており、ブランド化された産品=干し柿の生産工程に関われる農作業体験ツアーはどうか。
オーナーからのメッセージ
ワークショップを経て、私たちメンバーがここに通いながら毎回感じている、この集落の素晴らしい景色と風景、ここでの四季の営み自体が、ストーリーとして貴重な価値を生むのではないかと思いました。
今後も四季を通じた農作業体験活動を開催する予定ですので、ぜひ新着情報をチェックしてくださいね!
★次回は1~2月、剪定の時期に活動を予定しています。
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オーナー情報
- オーナー情報
- M20なかみちベース
- 活動目的
- 島根県松江市の東部、東出雲町山郷で古民家と畑の再生にとりくんでいます。 そこは干し柿で有名な里、「畑(はた)集落」。 しかし先輩方はどんど ん高齢化し、担い手は年々減少しています。 こに明治20年、築120年の母屋と柿畑があります。 そのまま放っておけば廃屋と耕作放棄地になる。。。 ならばこの古民家と畑を再生して、山里に人が集う場を作りたい! そう思い、2021年末からこのPJを始めました。
- 活動実績
- 2021年~ 古民家(母屋)の再生・DIY活動 2021年~ 柿畑の再生 2022年春 崩壊していた離れ・納屋解体 2022年夏 納屋跡地にBBQ小屋をDIYで建設 2022年秋 初の収穫体験ツアーを実施(東出雲間観光様) 秋の畑カフェ実施 2023年春 たけのこ収穫体験ツアー実施 2023年秋 収穫体験ツアー開催(一般社団Expe様、東出雲間観光様、神社ガールズ研究会様) 2024年度 五右衛門風呂づくり(進行中)
- 活動への想い
- ■このPJのきっかけ 島根県東部の山里、かつて祖母と父が暮らしていた土地。 そこに築100年の古民家と柿畑がある。 放っておけば廃屋と耕作放棄地になる日が近い。 そこは干し柿で有名な里。 しかし先輩方はどんどん高齢化し、担い手が年々減少している。 ■実現したいこと この場所を活かし、古民家と畑を拠点とし山里に人が集う場を作りたい。 ・ 古民家の再生 1軒丸ごと修復し、人が集える拠点をつくる ・ 柿畑の再生 畑を復活させ、農作業の喜びを体験できる場をつくる ・ 集落の活性化 山里に人が集い、集落と農の未来を活性化する ■実施企画 ・ 山里に人が集い、思いを実現できる活動を実施する - 干し柿だけでなく、現代の嗜好にあった商品開発 - エコツーリズムとして、年間を通じた農作業体験ツアーを企画・実施 - 古民家&近隣柿小屋でのた体験宿泊、企業研修の場としての活用etc ・ 高齢化が進む集落を支え、里×農の未来を作る - 後継者がいない畑の持続支援、繁忙期の援農 - 体験ツアーによる関係性構築、2拠点居住・移住の促進 etc
- 団体HP、SNS情報など
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