活動レポート
みんなで楽しくチョキンと収穫♪津和野町にしかない「とんぎり柿」の収穫イベントを開催しました
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この活動レポートの登録情報
- 対象
- だれでも可
- エリア
- 関わり方
- イベント等に参加する、ちから仕事で貢献する、スキルや知識を活かす、企画・運営に携わる、地元の人と交流する、島根の○○を学ぶ、島根をPRする
- 分野
- 地域コミュニティの維持、地域資源の活用、移住・交流の促進、社会的弱者への支援、地域の付加価値を高める、人材育成、地域経済への貢献、その他
「とんぎり柿」を守っていくためにイベントを開催
みなさんこんにちは。津和野とんぎりプロジェクトです。 私たちは、津和野町にしかない貴重な「とんぎり柿」を今後も守っていくために、地元のみんなで力を合わて活動しています。
江戸時代に津和野藩が飢餓対策として植えた「とんぎり柿」。大切な想いが込められた甘柿ですが、過疎高齢化が進む津和野町では、柿の収穫を行うことができず、鳥獣被害も発生。残念ながら柿の木を伐採して数を減らすことになっています。
このままではみんなに愛されてきた「とんぎり柿」がなくなってしまう・・・!そこで今回、みなさんと一緒に「とんぎり柿」を収穫し、ピザを作って食べるイベントを開催しました!
イベントの開催場所は、津和野町にあるコミュニティーキッチン「Some more 」。
当日の参加者は「しまっち!」経由で申し込まれたサポーター、地元の高校生、さらには学修で県外から来てくれている大学生さんなど!
はじめに「津和野とんぎりプロジェクト」がこれまでどのようなことを実践してきたのか、プロジェクターで投影して発表。イベント開催自体、初めてのことでしたので、うまく想いをみなさんに伝えられるかドキドキでした!
その後は、みなさん待望の「とんぎり柿」の収穫へ。地元の方々にご協力いただいて、今回は収穫地を2ヶ所巡りました。
所有さんからは、柿の木に関する体験談や、歴史をお話いただき、「とんぎり柿」の知識を深めました。
初めて柿の収穫をする参加者さんは、高枝切りバサミの使い方に少し戸惑う方も。徐々に慣れてくると「採れた〜!」と、あちこちから楽しい声が聞こえてくるようになりました!
次に訪れたのは、背の低い柿の木。こちらは近くで柿を見られ、収穫時期に適しているか所有者さんにも教えてもらいながら収穫していきました。手に届く範囲とあって、あっという間にカゴいっぱいの柿を収穫!
まじまじと柿を見る参加者さんからは、「本当に先がとんがってる!」、「どんな味がするんだろう〜」との声。「とんぎり柿」へ興味を持ってもらうことができた瞬間でした。
もうひとつのメインイベント「ピザ作り」
無事に収穫を終えると、お次は「ピザ作り」!まずは収穫した「とんぎり柿」を、ジャム用とピザ用に選別して調理スタートです。
今回は「とんぎり柿」のピザはもちろん、そのほかにもピザに合う食材をいろいろ準備して、みんなでピザ作りを楽しみました!
本格派のピザに仕上げるのは、こちらの移動式ピザ窯。制作された地元の協力者さんは、すべて自らの手でDIYされたとのことで、参加者のみなさんはとても驚いていました。
こちらが完成した「とんぎり柿」の特製ピザ。ひと口ほおばると、やさしい甘さが口いっぱいに。
さらに自然な甘みを引き出すのは、津和野町内でまめ茶の栽培を行う『まめ茶の秀翠園』のオリジナル「まめ茶蜜」。じっくり煮詰めたまめ茶から抽出される蜜は、健康にもいいそうですよ。
みんなで一緒にピザ作りをすることで、普段関わりのない人たちが気軽に話せる、居心地のいい交流の場にもなっていたと感じました!
これからも地域の方々と、それぞれの得意分野を活かして、楽しみながら津和野にしかない「とんぎり柿」を守っていきたいと思います。津和野町へお出かけの際は、ぜひ一度「とんぎり柿」を食べてみてくださいね!
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オーナー情報
- オーナー情報
- 津和野とんぎりプロジェクト
- 活動目的
- このプロジェクト目的は二つあります。それは柿の保護と、活用して鳥獣被害を減らすことです。 柿と言えば、とんぎり柿しか知らなかったなんて言う人もいて、メンバーだけでなく、津和野町でたくさんの人々に親しまれてきた事がよく分かります。ちなみにとんぎり柿の名前の由来は、諸説ありますが、形がとんがっているからと言われています。しかし現在、とんぎり柿は所有者の高齢化に伴って、木の数が減ってきています。「みんなに愛されてきたこの柿がなくなる前にアクションを起こしたい」、そんな思いでした。 そして、鳥獣被害が津和野町には多発していると町内放送で聞いた事も関係しています。管理者の高齢化によって手入れされていない柿や、放置柿(所有者が不明か近くに住んでいない)が増えてきています。猿や猪などは、家の軒先にある柿にまで手を出し始めているのが現状です。このままでは、動物たちが里山に降りてくるきっかけになり、人々への被害も出てきています。とんぎり柿を商品化して活用すれば、少しでも被害が減らせると考えています。
- 活動実績
- 農林課への鳥獣被害実態ヒアリング とんぎり柿の本数調査 とんぎり柿の歴史調査 パウンドケーキ、ドライとんぎり、とんぎりジャムの商品化と販売
- 活動への想い
- 右も左も分からない中、津和野町の同志たちとプロジェクトを発足しました。津和野町の名産となって活用されるように頑張るので、応援お願いします!
- 団体HP、SNS情報など
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