プログラム

竹の山を開墾!牧場で「出雲の山墾り」+αに参加しませんか?

募集期間:2023年4月10日~2023年5月1日
【定員:5人】
28

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このプログラムの内容

開催期間
2023年4月2日~2023年5月2日
開催エリア
オーナー
森と畑と牛と
対象
お子様連れ歓迎学生歓迎おひとり様歓迎初心者歓迎だれでも可
関わり方
ちから仕事で貢献するスキルや知識を活かす企画・運営に携わる地元の人と交流する
分野
地域コミュニティの維持地域資源の活用地域の付加価値を高める地域経済への貢献
竹の山を開墾!牧場で「出雲の山墾り」+αに参加しませんか?

※このプログラムの開催は終了しました。

水源をのぞむ牧場を拠点のひとつとして

みなさん、初めまして。最初に簡単な自己紹介を水のお話から。
島根県東部をぐるりとめぐる斐伊川水系は、流域圏の暮らしを支える生命の水。その源をめざすように、日本海にそそぐ河口から、およそ90kmさかのぼると、雲南市・奥出雲町にまたがる尾原ダム・さくらおろち湖があります。竣工から10年ほどの新しいダムですが、そのダム湖を見下ろせる小さな丘陵に放牧酪農をしている場所があります。「ダムの見える牧場」といいます。
その牧場を拠点のひとつにあれこれしているのが、私たちのグループ、「森と畑と牛と」です。

メンバーは、牧場を経営する奥出雲の大石のほかは、木次、松江、東京、出雲……と住んでいるところも仕事もさまざまですが、みな個人事業主で食と関わる仕事をしているということが共通項です。
「○○のために△△をやっています」
と言い切るような活動を、私たちはしていません。
そもそも「私たち」の中に牛たちも入っているくらいですから、まずは「あれこれしている」くらいで、話をすすめます。

あれこれのひとつ、山墾りに来てくれる方を募ります

今回募るのがダムの見える牧場での「山墾り」。
やまはり、と読みます。開墾の墾をはるとよむのです。万葉集の時代にまでさかのぼる古語でして、墾の字をあててはいますが、はるとは、払、遙、原、そして春の語幹となっているように、はらいのけて、みわたせるようになることの義をもちます。
やまはりという言葉自体、辞書にはありませんし、定型的な方法はありません。わかるのは、そこに風景ができあがっていくことです。はじめて8年ほどたちますが、風景は少しずつ変わっています。竹で覆われていた丘は少しずつ開け、牛があがるようになりました。
牧場は放牧酪農の実践に取り組んでいます。放牧は開かれていることが特徴です。牛舎はありますが、牛たちは好きな場所で過ごします。車を路肩にとめて牛が草を食む光景を眺める人もいれば、毎日のように通りながら、日々の様子、季節の移ろいとともに眺める人もいます。風景をつくっているともいえるかもしれません。ただ、つくっているのは私たちだけではありません。

牛は日々、大地を踏み耕し、草を刈り(食べ)、ぷりぷりと肥料(糞尿)を撒いていきます。そのそばでは、人が竹を伐採し、積み並べたところへ火を入れて畑をします。火を入れることで、土壌に何十年あるいは百年眠っていた種子が目をさまし、目に見えるものも見えないものも、一心不乱に生きようとします。その中で、人も含めてお互いがかかわり合い、かかわり方を見出しながら、「あれこれ」するのです。
人にできることは、生態系が生まれ変わるダイナミズムのほんの少しです。この過程のなかでは、あたりまえながら、人も自然の一部なのですが、人にしかできない大事な役があって、それは全生命にとって「切り札」ともいえることです。そう、それが「火」であり、焼畑なのです。
 もちろん、いまある風景をつくりだしたのは、過去数万数億年にもおよぶ空と大地と川、それらをめぐる水、雲のながれ。そして数万年前からこの土地に往来し、火を使いはじめた人の営みであります。風景をつくるということは、その営みのバトンを受け取り、培われてきた知恵を継承するということでもあります。
 そう、これは、とてつもなく長い駅伝のたすきを受け取ってみませんか? という誘いにも似ています。「涙が出るほど美しい」風景が現れるのは、たすきがつながったとして100年後。最初の小さな森が姿をとりはじめるのが20年後でしょうか。

山墾り+αのαって?

あなた自身の、この場所とのかかわりのなかで見つけてくださるものがαだと思っています。
駅伝の例えからですと、走る人もいれば、応援する人もいるし、たまたまコースに落ちていた石を拾っていく人もいる、というように。
風景はみんなのものですし、その場所を大事にしたいと思う誰もがかかわれるもので、山墾りは放牧と同じように、開かれたものとしてあります。そうそう、風景は目に見えるだけのものではありません。夏の雨のあとの草の匂い、花の香り、木々の葉がこすれあう音……。障害者でも高齢者でも……この地上のあらゆる人、そして生きようとするものが、関係しあう場でありえます。
 そんな山墾りー焼畑にとって一番大事なのは感性です。
より正確には、感性に信を置くことです。感性は人それぞれで、あなたの感性を研ぎ澄まさなければなりません。 そのためには、竹を切り、草を刈り、運び、積み、火をつけ、畑をなし、些少ながらも糧を得て、それを味わい、食し、自分の身体の一部となし、日々のなかで、鳥の声の移り変わりを聞き、風の向きをにおいを確かめ、土をにぎり、種をひろい、雨に打たれ、虹をあおぎ、獣や鳥や虫たちと駆け引きを試み、そのなかで、すべての生命とかかわりを見出していかねばなりません。

写真を撮りつづけたり、絵を書きつづけたり、詩をつくりつづけたり、あるいはある時間なにもしないでそこにいて風景を楽しみつづけたり、という在り方でもよいでしょう。ただ、年に一度、一時間でもよいので、いっしょに身体を動かしてみませんか。そんなお誘いが、今回の募集です。
より具体的には、「出雲の山墾り~竹の焼畑2023」のウェブサイトなどをご覧いただければ、その時々の動きがわかるようにはしています。
牧場の手伝いや、図書館での資料整理、他の地域での調査などもありますが、「こういうかかわり方をしてみたい」というメッセージをいただければ、個別に対応します。

4月のプログラム詳細

開催場所:注記のない場合は、ダムの見える牧場

日程・内容
4月2日(日)8時~10時:伐採竹の枝払いと運搬、どんぐり拾いなど
4月8日(日)8時~10時:伐採竹の枝払いと運搬など
4月15日(土)終日:北広島町雲月山の山焼き参加(基本的には現地集合ですが、車に乗り合わせて行くことも。個別に申込み。締め切り4月10日)
4月22日(土)10時~17時:春の火入れ地へ枝や枯竹の伏せ込み。防火水タンクの移動設置と給水。
4月23日(日)13時~17時:春の火入れ地へ枝や枯竹の伏せ込み。防火水タンクの移動設置と給水。
4月30日(日)8時~10時:防火水タンクの移動設置と給水。山道の整備(草刈り、倒木落下枝の始末など)
5月2日(火)10時~17時:春の火入れ地へ枝や枯竹の伏せ込み。防火水タンクの移動設置と給水。

作業中のヤギ(2歳)のお世話係も募集します。フィールドに連れて行って、ロープを切り株などにうまくつなげてあげられる人。あちこち散歩させてあげるもよし。家庭で飼われていたので人なつこい女の子です。

参加費:無料

服装・持ち物:手袋や軍手など手を保護するもの、帽子やバンダナ等頭部を覆えるもの、斜面でも滑りにくく歩きやすい靴や長靴、飲み物、タオルなど

※「出雲の山墾り~竹の焼畑2023」は、島根大学の学生グループである里山管理研究会、奥出雲の団体である奥出雲山村塾、森と畑と牛と、放牧酪農を行うフィールド提供者・ダムの見える牧場、の5者を中心とする、複数の団体や研究グループが共同して取り組む事業です。

こんな方にオススメです

正直、どんな人に向いているかなど、まったくわかりません。ただ、話ベタだとか、不器用だとか、体力がないとか、難しい話は理解できないとか、なんだかそんな人が向いているような気がします。 だから、ここまで書いてあることを(がまんづよく?あるいは退屈まぎれにでも?)ひととおり読んで、「わからないけど、なんとなく、おもしろそうだ」と感じた方にすすめてみたい。  自分の弱さに自覚的であること、そして「私にはわからない」という姿勢が、ここには向いているのではないでしょうか。  1996年にノーベル文学賞を受けたポーランドの詩人、ヴィスワヴァ・シンボルスカは、受賞講演で、「私にはわからない」・・・
この詞を、「私は知っている」に抗する小さくとも強い翼だと語りました。(ノーベル財団ウェブサイトに原語と英訳があります。)
未知谷から刊行されている沼野充義訳のシンボルスカの詩集『終わりと始まり』には素晴らしい邦訳と解説が収められています。
よんでいると「山墾り」のことをうたっているのかと思うほどにとてもよくあいます。「可能性」の中にある次の言葉。
"葉のない花よりは花のない葉のほうがいい"
"明るい目のほうがいい、わたしの目は暗いから"
"星の時間よりも虫の時間のほうがいい"
あぁ、と心打たれるものがあるとしたら、そんなあなたにもおすすめできます。

山は平地とは違う価値基準が作動しています。山でなくてもそうですが、なにごともやってみなくてはわからないことですから、なんとなくではあっても、やってみようか、と見切り参加できる人にも、この場は開かれています。 そんなあなたとお会いできる日を、私たちも、牛たちも、あまたの生き物たちもたぶん、待っています。

このプログラムの詳細

プログラム名
竹の山を開墾!牧場で「出雲の山墾り」+αに参加しませんか?
プログラム内容

奥出雲町の「ダムの見える牧場」の未開拓山林(竹林)で焼畑を行いながら、森と牛と人がかかわり合う風景をつくっていきます。お子さん連れでの参加できる内容もあり。障害者の方(グループ)は介助者保護者同伴を基本としますが、応相談。

募集期間
2023年4月10日~2023年5月1日
定員
5
残りの募集枠
4
開催日時
2023年4月2日~2023年5月2日

4月2日(日)8時~10時
4月8日(日)8時~10時
4月15日(土)終日
4月22日(土)10時~17時
4月23日(日)13時~17時
4月30日(日)8時~10時
5月2日(火)10時~17時

当日の持ち物

・汚れてもいい服装
・タオル
・帽子やバンダナ等頭部を覆えるもの、
・斜面でも滑りにくく歩きやすい靴や長靴
・手袋や軍手など手を保護するもの
・飲み物等

注意事項

高校生以上は1名から参加可能。中学生以下が参加される場合、要保護者同伴でお願いします。

その他

このプログラムの集合場所

ダムの見える牧場
島根県仁多郡奥出雲町佐白529-1

このプログラムのコメント

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オーナー情報

オーナー情報
森と畑と牛と
活動目的
◆第一に、食べること。 山村で食べていくこと。食べることを楽しむこと。食べるものを野山からいただくこと。食べるものをつくること。食をともにすること。 そのために、古来そうであったように、多くのさまざまな人と、村と町と、そしてひろい世界とのつながりのなかで、地域固有の食文化を再びつくりだしていくこと。 ◆第二に、学ぶこと。 農林畜産等の一次産業を根底で支え続けてきた地域固有の伝承知を、エスノサイエンスをはじめ多角的枠組みのなかでとして捉えなおし、現代社会への適応と保全をはかりながら、学びの道をつくりだしていくこと。知行合一。行動と実践の中で学ぶものです。 ◆第三に、ケア。 cura(羅)とは心配する、気にかける、思いやるを意味するが、その根源的字義は「覚えている」こと、すなわち「共にあるというかかわり」です。いつだって「忘れない」ことであるとも。 この地に生きるすべての人、障害のある人、介護が必要な人、言葉が異なる異文化の人、多種多様な人々が、共に生き、楽しみ、学ぶ場をつくり出していくこと。 ●事業内容 
1.焼畑を主とした荒廃森林・放棄地を再生あるいは管理する手法の研究、調査、記録、実践及びそれらに関する教材、資料の作成 
2.人的資源の減少局面にある中山間地における新たな土地管理手法(水循環等も含めた環境資源の評価・管理を含む全体的生態系管理手法)の開発
 3.奥出雲と類縁文化圏で消失の危機にある在来作物や草木利用文化を調査研究するともに、資源としての保全と生活の中での再生をはかる活動
 4.上記の事業実践の場となっているダムの見える牧場とその周辺地域を拠点とした産業の振興と雇用の創出 
5.地域固有の食文化を築き上げていくための社会教育活動
 6.ダムの見える牧場を主として、奥出雲の自然を活かした教育プログラムの企画開発と実践
 7.社会福祉に資するとともに上記事業を推進しうるような様々な取り組みの実践研究
 8.上記の事業に関する広報、出版、情報交換、相談及び助言 
9.焼畑や放牧酪農を主として、生態系管理と関わる生業に携わる他の諸団体・個人の事業運営又は活動に関する連絡、助言又は支援
 10.前各号に掲げる事業に附帯又は関連する事業
活動実績
2017年に活動を開始した7名ほどの小さなグループです。実績といえるものは乏しいのですが、以下にあげます。 ◆2022年の「出雲の山墾り〜竹の焼畑」 活動日数:91日 のべ参加数:160名 ※図書館蔵地域資料整理7回、民俗歴史調査4回含む ※「竹の焼畑」については、火入れの実績報告は、ウェブサイト日本財団canpan fieldの事業成果物で「竹の焼畑」で検索いただければ閲覧できます。 ◆書籍発行 『森と畑と牛とβ』2018年1月刊行 グループの機関紙として編集・発行しました。現在1号を編集制作中です。大正大学出版会発行の「地域人」第34号に「ローカルメディア力〜先人の知恵と実践をヒントに山村の暮らしを模索するメディア」として紹介されています。 ◆受賞 代表の大石亘太が、ダムの見える牧場を経営する個人として、農林水産省・内閣官房選定の第9回「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」の37地区に中に選出され、2022年12月、優秀賞を受賞しました。「地域に開かれた、200年後も残る牧場づくり」として表彰されています。 ◆執筆・出版等 『焼畑が地域を豊かにする 火入れからはじめる地域づくり』実生社より2022年3月発行 メンバーの面代真樹が焼畑の活動について寄稿しました。書籍は、2022年の地域コンソーシアム賞の社会連携賞を受賞しました。焼畑実践は前身となる団体から数えて2023年に9年目となります。
活動への想い
ウェブサイトに活動理念としてあげているものより引用します〜 《山ひだをぬうように農地と森林がひろがる奥出雲の山村地帯。数千年にわたる水循環と表土の形成は、人為による撹乱とも協調しながら、多様性に満ちた豊かな大地と清々しい風をもたらしてきた。 村を破らず川を荒らさず山を荒らさず真の文明を築き上げてきた先人の営為を思うとき、万感横溢するを禁じ得ない。 
然るに現在、地域固有の在来作物や採集草木利用ならびにそれと連なる民俗文化はまさに消滅しようとしている。爺さんはいう「そういうことを知っとる婆さんらはみんないなくなった」。 千年を超える時と営為が培ってきた叢書的体系は朽ちていくのだろう。危機を叫び立て直しを煽る向きもあるだろうが、私たちは与しない。感謝を忘れず、備えを整えていかねばならぬ。 日々の暮らしのなかで。
生命現象における死は再生と同じ地平にある。より存在する為に複雑、多様化しつつ、時にはそれを捨てる。森は、殺したり殺されたり食べたり食べられたりしながら、精妙な共生の場をつくる力をもっている。
この場で人はなにができるのだろう。人は人にしかできないことで、森とつながるべし。 人は料理をする。ただ単に食べるのではない。石を研ぎ、言葉をかわし、火をつかい、場をつくりかえていく。
ここから、深く広がりのあるものを編んでいこう。迷えるときは先人の歩いた道が、夢にみる風景が、教え導いてくれることを信じよう。 そして、移行期的混乱の闇の中、先が見えない山村にあって、この場に集うひとりひとりが、小さくとも強く、暖かな灯りとなって、行方を照らし、美しい野山と人の世界をつくりだす希望となろう。》
団体HP、SNS情報など
担当者電話番号

090-7893-6024

松江市

松江市は、北部に大山隠岐国立公園に指定されている島根半島の景観美しいリアス式海岸、中央部には水鳥の生息地として国際的に重要なラムサール条約湿地に登録された中海・宍道湖、南部には中国山地に至る緑豊かな山々を有する、海・山・緑に囲まれた自然豊かな地域です。素晴らしい景色と古くからの歴史、文化を備え、昭和26年(1951年)から国際文化観光都市として観光や国際文化の振興に取り組んでいます。

安来市

安来市は島根県の東端にあり、山陰地方のほぼ中央に位置しています。西は県都松江市に、東は商都米子市(鳥取県)に隣接しています。緑豊かな山間地から、中海に面する都市部にいたるまで様々な表情を持っており、農業と製造業が盛んなまちです。良質な米やイチゴ、葉物野菜の一大生産地であり、中海沿いには高級特殊鋼を利用した金属加工業を中心とした、多様な産業が集積しています。また、買い物や医療環境も充実しています。生活や子育てにちょうど良い安来市で新しい生活を始めませんか。

出雲市

出雲市は、日本海、宍道湖に面し、斐伊川、神戸川により形成された出雲平野を中心として、北部は国引き神話で知られる島根半島、南部は中国山地で構成される、水と緑豊かなまちです。古代日本国誕生のロマンに溢れる出雲神話のふるさととして、出雲大社をはじめとする多くの歴史的・文化的遺産を有する一方、医療・福祉の充実、近年の道路整備や商業集積の進展により、快適な住空間を形成しています。 同時に出雲縁結び空港、河下港、山陰自動車道と環日本海交流の機能も担える交通拠点でもあります。

雲南市

雲南市は、県庁所在地の松江市と出雲大社のある出雲市に隣接する人口およそ4万人のまち。季節を迎えるゆったりとした空気や、あくせくすることを忘れてしまいそうな「のんびり感」がまちの中を流れている場所です。雲南市では、自らの地域を良くしていこうと地域自主組織による地域づくり「大人チャレンジ」、保幼小中高一貫したキャリア教育「子どもチャレンジ」、さらに志ある若者による地域課題解決に向けた活動「若者チャレンジ」が活発化しています。この3つのチャレンジを連鎖させ、10年後も、20年後も市民みんなで支え合い、いきいきと暮らせる魅力あるまちづくりに挑戦しています。

奥出雲町

奥出雲町は、島根県の東南端に位置する山に囲まれた里山の町です。スサノオノミコトが降臨したと伝えられる出雲神話発祥の地で、神話ゆかりのパワースポットが数多く残っており、古くから「たたら製鉄」で栄え、今でも世界で唯一、たたら操業を行い、日本刀の原料となる「玉鋼(タマハガネ)」を生産しており、「出雲國たたら風土記」として日本遺産に登録されました。また、豊かな自然と気候で育まれたお米は、東の「魚沼」、西の「仁多米」といわれる程とても美味しく、奥出雲町のたたらから育まれた循環型農業は日本農業遺産に認定されています。そして、斐乃上温泉、佐白温泉、亀嵩温泉の三つの温泉があり、これを「奥出雲美肌温泉郷」と呼びます。奥出雲町にあるのは、自然と昔ながらの暮らしと人々のやさしさです。

飯南町

周囲を千メートル級の山々に囲まれた高原のまち飯南町。夏は涼しく、冬は雪景色に覆われる自然豊かなまちです。良質な米や野菜の産地としても知られています。
子育て環境、教育環境の充実にも力を入れており、毎年たくさんのUIターン者が移住しています。「住みたい田舎」ベストランキング2020では、中国地方において総合部門1位を獲得。ちいさなまちだからこそ、一人ひとりに出番と役割があり、一人ひとりが輝けるまちです。

大田市

大田市は島根県の中央部に位置する拠点都市です。世界遺産「石見銀山(いわみぎんざん)遺跡」をはじめ、世界遺産内の温泉街「温泉津(ゆのつ)温泉」、大山隠岐国立公園指定の「三瓶山(さんべさん)」など自然や文化、歴史が残っています。宝島社認定第3回日本「住みたい田舎」ベストランキング総合1位を獲得。移住・定住促進に力を入れています。

美郷町

「美しい郷」の町と書いて美郷町(みさとちょう)。文字通り町内には中国太郎と呼ばれる雄大な「江の川」が貫流し、長い年月をかけて形成された四季折々の美しい田舎風景が広がります。また、「神々の国島根」ならではの神話を題材とした「石見神楽」も盛んな、自然・歴史・文化に満ちあふれた田舎町です。

川本町

川本町(かわもとまち)は、島根県のほぼ中央に位置し、町域を流れる江の川の水運により、古くから栄えた小さな町です。人口約3,300人ですが、豊かな自然や文化のほか、特色ある教育環境があり、子育て環境の充実にも取り組んでいます。子供〜大人まで世代を超えた交流にも力を入れています。

江津市

江津(ごうつ)市は、島根県の中央やや西よりに位置し、中国一の大河「江の川」が注ぐ、日本海に面した場所に位置します。 山陰気候のなかでも比較的北九州型気候に近く、冬季の積雪も少なめです。人々の気質は、一般的に人懐っこくてお節介なため、移住された方々を寛容に受入れてくれます。また、お年寄りや子どもは純朴でかわいらしいのも特徴。

邑南町

邑南町は島根県のほぼ中央部にあり、人口約10,600人で総面積の8割を森林が占める田舎町です。豊かな自然条件に恵まれ、東に江川が流れ、県立自然公園に指定されている断魚渓、千丈渓などの景勝地があります。自然環境のよさを象徴する国の特別天然記念物オオサンショウウオ(ハンザケ)や源氏ボタルが多く生息しています。「田舎」が有す豊かな自然資源やそれらに育まれた恵み豊かな食文化、固有な伝統文化を大切にし、町全体が一体となるよう「和」のまちづくりを目指しています。

浜田市

日本海に面した島根県西部に浜田市はあります。浜田自動車道に直結しており、広島市中心部へ約1時間30分と、都市部へのアクセスは抜群です。また、浜田圏域の地域医療の拠点として浜田医療センターや、地域の活性化と発展に寄与する人材育成を目指している島根県立大学などがあり、都市基盤、生活基盤、自然環境が調和した島根県西部の中心都市です。
海が見える暮らし、山の緑に抱かれた暮らしなど、浜田市で自分のライフスタイルにマッチしたまちを探してみませんか。

益田市

益田市は、北は日本海を望み、南は中国山地が連なっている自然豊かなまちです。益田市を流れる清流・高津川はダムのない一級河川で、何度も水質日本一(国土交通省調査)を獲得しており、沿岸では天然物の大型のハマグリが安定して漁獲されています。また、温暖な気候のため農作物がよく育ち、メロン、トマト、ぶどう等の栽培が盛んです。匹見地域ではわさび、美都地域ではゆずの栽培も盛んです。益田市は、歌聖・柿本人麿や画聖・雪舟の終焉の地としても知られています。

津和野町

津和野町は島根県の西の端に位置しており、旧津和野町と旧日原町の合併により平成17年に誕生した町です。旧津和野町は現在も城下町の面影を残し、歴史遺産と多くの伝統文化に恵まれており、「山陰の小京都」としていまなお多くの観光客が訪れています。旧日原町は清流・高津川を中心とした自然豊かな町で、鮎やツガニなどの川の幸に恵まれています。

吉賀町

吉賀町は、平成22、23、24、25年度、水質日本一を達成した1級河川高津川の水源を有し、安蔵寺山をはじめとした西中国山地の山々に抱かれた山間地で、広島・山口・島根の3県の県境に位置します。古くは津和野街道の宿場町として栄え、現在も中国自動車道六日市ICや国道187号など、山陰と山陽をつなぐ広域交通網の重要な役割を果たしています。長い歴史を持つ有機農業を推進するとともに、高津川流域の環境保全・資源活用によって循環型社会の形成に取り組んでいます。

隠岐の島町

時に優しく時に厳しい表情を見せる母なる海。神秘的な深い森。神も宿るほどの巨木たち。紺碧の日本海に囲まれ「隠岐の島町」には、豊かな自然に培われてきた人情が息づいています。
時代の流れとともに人々の暮らしは変わっても、ここには今も昔も変わらない島の心があります。島に住む人、島を離れた人、島を訪ねる人みんなにとってかけがえのないふるさとでありつづけます。

海士町

島根半島から沖合約60Km、日本海に浮かぶ隠岐諸島の一つ「中ノ島」を「海士町」といい、面積33.52km2、周囲89.1 kmの1島1町の小さな島です。対馬暖流の影響を受け豊かな海と、日本の名水百選にも選ばれた天川の水をはじめとする豊富な湧水に恵まれ、自給自足のできる半農半漁の島です。承久の変で、隠岐国へ配流となった後鳥羽天皇がその生涯を閉じるまで過ごした島として知られます。

西ノ島町

日本海にある隠岐諸島は有人島が4つあり、2番目に大きな島が西ノ島です。西ノ島町は、漁業・観光・畜産の3つを基幹産業とし、漁業を中心に多くのIターン者が移住しています。
漁業就業者以外のIターン者を含めると約690人となり、人口の24%となっています。また、きめ細かな福祉に取り組んでおり、田舎の良さを生かしたまちづくりに取り組んでいます。

知夫村

知夫村は、隠岐諸島のひとつ知夫里島(ちぶりじま)にある人口640名程の小さな離島であり、島根県で唯一の村です。近年、村のUIターン政策や都会の子供を受け入れる島留学などにより、移住者が増加しています。美しい海と牛が放牧されている牧歌的風景、そして小さな離島ならではの地域住民との交流が自慢です。離島に興味のある方、移住を検討されている方、一度訪れてみませんか?

ここからはじまる、あなたと島根の新しい関係 ストーリー

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