ダム湖のまわりで人と地域をつなぐ
私たちNPO法人さくらおろちは、尾原ダム(さくらおろち湖)周辺の自然環境や伝統文化、施設といった地域資源を活かしながら、さまざまなイベントや地域活動に取り組んでいます。地域の方々とともに、斐伊川水系の上流域を拠点に交流と絆づくりを進めていることも、私たちの大切な役目です。
今回、「しまっち!」で募集したのは、3月7日に開催した「クレストゲート放流イベント」の運営サポート。
尾原ダムのクレストゲートは、通常は開くことのない設備ですが、年に一度、点検のために開閉されます。その迫力ある放流を見ようと県内外から多くの見学者が訪れるため、私たちは記録写真の撮影や会場準備、撤収などを手伝ってくださるサポーターを募集しました。
実は「しまっち!」の利用を考え始めたのは昨年秋ごろ。以前から「いつか使ってみたい」と思っていたものの、実際にどんな方が来て、どこまでお願いできるのかは、正直分からないままのスタートでした。特にイベント当日はみんなが持ち場で慌ただしく動くので、記録写真までなかなか手が回りません。
10月の「さくらおろち湖祭り」でも知り合いにカメラ役をお願いしていたことがあり、今回は広報用の写真も含めて、ぜひ力を貸してもらえたらと思っていました。
みぞれ交じりの空の下で始まった1日
当日は、晴れ間が見えたかと思えば、途中でみぞれが降る時間もある変わりやすい天気。私は進行も担当していたため、朝からかなり慌ただしく動いていましたが、会場では予定していたイベントを無事に進めることができました。
この日は、放流そのものを楽しみに来られた方はもちろん、ダム・インフラに関心のある方も多く来場されていて、年に一度の特別な日ならではの空気を感じました。
クレストゲート放流の迫力はもちろんですが、それに合わせて会場全体がにぎわい、さくらおろち湖周辺の魅力を知っていただける一日になったと思います。
記録も本部も、3人のサポーターに助けられて
今回参加してくださったサポーターは3名。確認できた範囲では、島根県内の各地から来てくださり、記録写真の撮影や本部まわりの対応など、それぞれの場面で力を貸していただきました。
写真撮影を中心に動いてくださった方々は、放流のタイミングや会場の動きを見ながら、いろいろな場面を丁寧に記録してくださいました。午前と午後で担当を入れ替える工夫もできたので、同じイベントでも違った目線の写真が残せたのはありがたかったです。
本部まわりでは、グッズ販売や缶バッジづくりの手伝いなども支えていただきました。
また、ピンクのジャンパーを着ていると来場者から質問を受けることもありましたが、事前のレクチャーに加えて、自分から先回りして確認しながら動いてくださっていたのが印象に残っています。
関係者からも「本当によくやってくれた」と声が上がるほどで、私たちにとってとても心強い存在でした。
私たちとしては、どんな方が来てくださるのか、当初は不安もありました。けれど、実際にやってみると、みなさん本当に前向きで、こちらが思っていた以上に主体的に関わってくださいました。
実行委員会の中でも、「あれだけ動いてもらえるなら、来年はもっといろいろお願いできそうだね」という声が出たほどです。
プログラムを開催してみて
今回あらためて感じたのは、こうした大きなイベントこそ、地域の中だけで抱え込まず、外から関わってくれる人の力がとても大きいということでした。
尾原ダム周辺では、これまでもいろいろな催しや環境整備を続けてきましたが、当日現場で動ける人はどうしても限られてきます。特に、当日に参加できる地域の担い手の高齢化は年々感じるところで、「しまっち!」を通じて新しい人とのつながりが生まれたことは、大きな手応えになりました。
一方で、改善点もありました。イベント自体は15時終了の予定でしたが、14時ごろに大みぞれとなり、そこから撤収を始めたため、最後にみなさんを集めて解散の案内をすることができませんでした。
各自の判断で動いていただく形になってしまったので、今後は天候の変化も見越しながら、解散のタイミングや共有の仕方をもう少し分かりやすく整えていきたいと思っています。
参加してくださった方の声
サポーターのみなさんからは、うれしい感想も届きました。
参加者の一人からは、SNSで今回の募集を知って参加し、「無事にクレストゲート放流イベントが開催できて良かった。ダムマニアの方が思った以上に多くて印象的だった」という声が寄せられました。放流の様子を知り合いに送ったところ、とてもうらやましがられたそうです。
また、写真係として参加してくださった方からは、「写真係だったのでダムも見放題で楽しかった」、「写真を撮りながら小さい子に声をかけたりできてよかった」といった感想も。
一方で、「皆さんの名前を覚えきれないまま終わってしまってもったいなかった」という率直な声もあり、次回はもっとお互いに顔が見える関わり方も工夫したいと感じました。
オーナーからのメッセージ
今回参加してくださったみなさん、本当にありがとうございました。寒い時期の開催で、天候も安定しない一日でしたが、おかげさまでイベントを無事に終えることができました。
私たちはこれからも、尾原ダムやさくらおろち湖のまわりで、人が集まり、地域のことを知り、また来たくなるような場をつくっていきたいと思っています。今回のようなイベントのお手伝いはもちろん、今後は初夏の環境整備や10月のイベントなどでも「しまっち!」を通じて一緒に関わってくださる方と出会えたらうれしいです。
「ダムを見てみたい」、「地域のイベントに少し関わってみたい」そんな気持ちからでも大歓迎!これからも、尾原ダム周辺の魅力を一緒に支えていただけたらと思います。
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オーナー情報
- オーナー情報
- NPO法人さくらおろち
- 活動目的
- 雲南市と奥出雲町にまたがる尾原ダム(さくらおろち湖)周辺の活性化を目的とし、多くある各施設・地域団体の接着剤的な存在になる
- 活動実績
- さくらおろち湖まつり、クレストゲート点検放流、写真コンテスト、周辺幼保園の遠足ウィーク、ダム湖周辺魅力発見ツーリズム等
- 活動への想い
- 市町の境界を越えた活動を行い、ダム建設に伴い移転をせざるを得なかった111戸の皆さんの思いを無駄にしない様に、ダム周辺が更に活性化され、県内外から多くの方々に来ていただき、交流人口が更に増加するように活動しています。
- 団体HP、SNS情報など








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