活動レポート
県内外から8名が参加!「わさび谷復活プロジェクト!」を開催しました
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はじめに
今回のプロジェクトは、かつて「西の匹見」と称されるほど盛んだったわさび栽培の文化を未来へ繋ぐ第一歩。明治期から続く“石積みのわさび谷”を舞台に、失われつつある営みの再興に挑戦しました。

当日の様子
2日間で県内外から8名の参加者が集まりました。
両日とも、まずはビニールハウスで、わさびの苗の掘り起こしから。やさしく丁寧に苗を掘り起こし、わさび谷へ移動しました。

現地に着いたら傾斜の緩い谷で木の枝や落ち葉を除去。高圧洗浄機で苔を落とす作業からスタートしました。谷底の砂地を耕し、約300株のわさび苗を丁寧に植え付け。
川の水温は17〜18℃と冷たく、苗を定着させるには理想的な環境。水の音や風の匂い、緑に包まれた静けさに、心も洗われるような時間となりました。

お昼前には、近くのクロモジ林で若葉や枝を収穫し、谷に戻ってクロモジ茶を淹れてランチタイム。谷間に椅子を並べると、まるでオープンエアーのカフェのような空間が広がりました。


参加者の声
「わさび谷の整備も苗植えも、想像以上の体力勝負でしたが、雄大な自然と先人の努力が感じられる体験でした。微力ながら伝統を繋ぐ一助となれたことがうれしいです。交流も得難いものでした。」(広島県・学生)

オーナーからのメッセージ
このプロジェクトを通じて、消えかけた文化に新たな光が差し込みました。次回以降も継続的に谷の整備・苗の定着確認・収穫体験などを予定しています。
わさびの里・匹見をもう一度「わさびの名所」として甦らせる。その挑戦は、始まったばかりです。
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オーナー情報
- オーナー情報
- しまね田舎ツーリズムの宿 TERA-HOUSE
- 活動目的
- 島根県の西部、山口県との県境に近い益田市小浜町。ひっそりとした海辺の集落に、山陰のモンサンミシェルとして、近年、注目を集めている衣毘須神社(えびすじんじゃ)があります。その小浜海岸に、一人でも多くの方にお越しいただき、豊かな自然をゆっくり体感していただければと考えています。2024年より、益田市の山あいの町・匹見町にて「谷わさび」の栽培を始めました。かつて、匹見町は、「東の静岡 西の匹見」と称されるほどの一大産地でした。また、匹見町内に新たな宿泊体験施設「TERA-HOUSE 2」をオープン予定。益田の海・山・川の魅力をお伝えできればと思います。
- 活動実績
- 2019年より、益田市空き家バンクを通じて購入した古民家をDIYでリノベーション中。2021年6月より、海側の部屋にトイレを造り、無料休憩所として開放。また、「流木を使ったランプシェードづくり」や「流木フォトフレームづくり教室」などを開催。2024年秋には「しまね移住フェア&しまね暮らしマルシェin東京」に出展し流木のワークショップを開催。2024年から、山あいの町・匹見町で谷わさびの栽培を始め、新たな宿泊体験施設益田市観光協会会員。匹見下地区地域魅力化応援隊員。
- 活動への想い
- 島根県の西端、益田市。海・山・川、自然の魅力が、三拍子揃った町です。海の町・小浜町で民泊を始めましたが、縁あって、山あいの町・匹見町まで活動フィールドが広がりました。匹見町のワサビ、匹見川のアユなど、地域の財産が数多くあります。一方で、高齢化や人口減少といった課題を抱えています。海・山・川の魅力に触れていただき、Uターン、Iターン、2地域居住につながればと考えています。
- 団体HP、SNS情報など
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