活動レポート
延べ約100人が参加した都野津リノベワークショップ!私設図書室オープンは6月予定
いいね!で応援する
この活動レポートの登録情報
- 対象
- 学生歓迎、おひとり様歓迎、初心者歓迎、だれでも可
- エリア
- 関わり方
- イベント等に参加する、ちから仕事で貢献する、スキルや知識を活かす、地元の人と交流する、島根の○○を学ぶ
- 分野
- 地域コミュニティの維持、地域資源の活用、移住・交流の促進、地域の付加価値を高める
江津市都野津町を拠点に活動する「都野津街並みの会」です
“東京から一番遠いまち”とも言われる江津市の都野津(つのづ)町で、
- 「景観を引き継ぎたい」
- 「住みたいまちを作りたい」
- 「住みたい人を増やしたい」
- 「まちの魅力を伝えたい」
これらを目標に、都野津を好きでいる住人、U・Iターン者、専門家とともに活動しています。その中で、活動の中心となっているのが、2年前からスタートしたワークショップ。2023年には県内外から集まった「しまっち!サポーター」、地元高校生なども参加して古書カフェ『よしゑやし』をDIYしました!
『よしゑやし』のリノベーションプロジェクトを機に、今回の私設図書室『書と文学の資料室』の話が動き出しました。全4回のワークショップのうち、ラストの2回を2・3月に実施。その時の様子をまとめてご紹介します。
vol.3「本棚づくりワークショップ」@2月18日(日)
島根県外の方が3名、県内で江津市外の方が8名、島根県立大学生が2名、ポリテクカレッジの学生が3名、そしてメンバー9名の総勢25名が参加。遠くは大阪、広島からワークショップ常連の方々が駆けつけてくださいました!
まずは材料の切り出しグループと本棚取り付けグループの2手に分かれて作業スタート。
都野津町内の「まる木工所」さんの作業所と機械をお借りし、作業指導を受けながら慎重に材料をカット、ダボ穴開けなどを行いました。
図書室になる土間にたくさんの柱。この柱を支柱として本棚をつくります。棚を支える桟木の寸法出しやカット作業をし、ダボ固定にするための穴開け作業をし、桟木を固定しました。作業に一緒に取り組むことで、初めましての方とでもすぐに打ち解けていきます。
お昼ごはんは都野津町内の「希樹」さんで、さばカツバーガーをいただきました!同じ空間に地元の方々もたくさん、食べながら交流が広がりました。作業の合間には、オーナーさんから美味しいコーヒーの差し入れも!
その他にも棚板に塗料を塗ったり、飾りになる真鍮を切り出したり・・・。みなさん一生懸命に取り組んでいただきましたが、本棚完成は次回ワークショップに持ち越しとなりました。
参加者の声
・DIYに興味があって参加した。日頃できないような作業をさせてもらえて、とても貴重な体験ができました。
・建築関係の会合で都野津のリノベーションの事例の発表を聞いて興味を持ちました。次回もぜひ参加したい!
vol.4「照明や装飾づくりワークショップ」@3月17日(日)
いよいよ2023年度ラスト回となったこの日は、前回のワークショップで作った本棚のパーツを組み立て。2階では照明の制作をしました。
この日はスタッフ含めて25名が参加。その中にはなんと東北、福島県から参加してくれた方も!福島出身の大学生が周りに声をかけ、4人も連れてきてくれました。そのほかの参加者の方も、ご出身・お住まいはバラバラ。その分、コミュニケーションも弾んでいるようでした!
肝心の作業はというと、チームで連携して相談を交えながら黙々と作業。一方の2階、照明づくりチームは女性陣が多いこともあって賑やかな様子。
浜田市三隅町の「吉原木工所」の清水さんの手ほどきを受けながら、木工所の端材で照明作り。
組子の意匠を活かしながら、他にない照明が生まれます。
お待ちかねのランチタイムは、昨年、都野津リノベワークショップの舞台となった古書カフェ『よしゑやし』へ。カフェ自慢の特製ドライカレーをいただきました。
お昼後は作業の続き。本棚と照明づくり以外に廃材を使った装飾も。こちらは大学生コンビが頑張ってくれました!古民家からでてきた古い器を叩いて割り、それをポールにタイル風に並べていきます。どんな感じで仕上がるか楽しみです。
作業は完結しませんでしたが、時間最後までやり切ることができました。あとはプロに任せて完成を待つばかり。私設図書室『書と文学の資料室』のオープンは6月を予定していますので、完成したらみなさん遊びにきてくださいね~!
参加者の声
・0から1を作ることは初めての挑戦でした。今まで消費するばかりだったので、本当に楽しかった!
・今までビフォーアフターは見たことがあっても、やったことはない。実際にやってみると楽しかったです。
全4回のワークショップを振り返ってみて
昨年度の活動を引き続き、今年度も続けられたこと、関係者皆様に感謝します。イベントとリノベーションがつながり、今後に活かせる流れができたことが、何よりの収穫でありうれしいポイントです。
全4回のワークショップは延べ約100人参加と多かった分、昨年以上に良い関係をもってくれる方々との出会い、今までの出会いがつながっていくのを感じました。昨年から参加してくれている方、都野津に定住された方、ほかにもたくさんの方に参加いただきました。昨年度は一見さんもいましたが、今年度は、複数回楽しんで参加いただいた方が多かったように思います。
また、学生も島根県立学生が仲間を連れての参加が増え、関わってくれる学生がポリテクの学生以外にも増えたことが良かったです。ほかにも、頼りになる地元の若い建築集団「つぬぐや」の仲間ができたことがこの活動を続けるポイントになりました。
この後の動きとしては、今回のワークショップにも参加し、拠点づくりに奔走している学生2人のプロジェクトが始まります!これからは「つぬぐや」、学生の2つが主導して都野津リノベーション活動を行っていく予定。
今後もまだまだ都野津の古民家を使った、今までにないリノベーションをデザインしていくことになります。これからもリノベーションやイベント「つぬさんぽ」などが、街のコンテンツとして認知されるとともに、各古民家に本棚を設置した「街が図書室構想」も広げていきたいです。応援よろしくお願いします!
このレポートのプログラムはこちら
オーナー情報
- オーナー情報
- 都野津街並みの会
- 活動目的
- 江津市都野津町で「景観を引き継ぎたい。」「住みたいまちを作りたい。」「住みたい人を増やしたい。」「まちの魅力を伝えたい。」を目標に都野津を好きでいる住人、U・Iターン者、専門家とともに3つの事業を中心として活動しています。 ①赤瓦の街を守るため赤瓦景観保全地区を目指しています。 ②空き家や空き地、伝統建築の活用を目指しています。 ③道路整備計画を提案し、良好な街並みを目指しています。
- 活動実績
- 2022年からまち歩きイベント「つぬさんぽ」を開催しています。地域の学生達も参加し、空き家を活用して出店を行ったり、まち歩きを楽しくするためスタンプラリー等を実施し、1,000人以上の人が来てくれました。また、空き家のリノベーションワークショップや掃除イベント等も実施し、空き家を無くしつつ、この都野津町で多くの人の「やりたい!」を実現させます。
- 活動への想い
- 江津市都野津町は、古い街並みと石州瓦の産地として赤瓦の家が多く残る街です。そのような街並みを活かしつつ、景観を引き継ぎ、町内外から選んでもらいえるまちづくりに取り組んでいます。 赤瓦の街並みに、空き家や空き地をイベントやリノベーションによる活用を行いまちの魅力を活かした取り組みを行っています。さらに昔からの狭あい道路が迷路のように張り巡らされていて、まちの魅力のひとつとなっています。 古いまちですが魅力ある江津市都野津町を訪ねてください。 空き家や空き地を活用して、みんなの「やりたい!」を実現させるイベントとして取り組んでいます。
この活動レポートのコメント
質問やオーナーへのメッセージなどをコメントしていただけます。
気軽に投稿して、オーナーや他のサポーターの方との交流をお楽しみください!